「MARC LABERTE」刻印 ヴァイオリン弓 フルサイズ製作国　フランス・ミルクール製作年　1930年頃　746mm, 52gMarc Laberte(1880-1963)マーク・ラベルテは、フランス・ミルクールに18世紀から代々続く弦楽器工房ラベルテ・アンベール（Laberte-Humbert）の一族です。 優れた弦楽器製作家でラベルテ工房を経営し良質な弦楽器と弓を数多く製作しました。良いフェルナンブコが使われており、精度の高い素晴らしい弓です。驚くべきは52gと軽量で、ボウイングが音に溶け、天に昇るかのような感触です。吸い付きの良さにより自然と音が音楽になりやすいです。すっと心の隙間に滑り込んでくる美しい音色です。こんな色彩感までも表現できるのかと驚き、空間に解き放たれた音が殊に美しい逸品です。ぜひオールドバイオリンなどと合わせていただければと思います。専門店ではラベルテの弓は100~200万円で販売されているようです。1930年前後の作品のようです。毛は毛替えをして間もない状態です。チップにひび割れが見られます。気になる方は次回の毛替えの際にでも直していただければと思います。口頭鑑定済みになりますが鑑定書は発行しておりませんので、その分お安く出品させていただきます。